渡辺家住宅とは
渡辺家住宅は、かつての石見銀山の役人の住居です。渡辺家住宅と名前が付いていますが、この屋敷が建てられた江戸時代には坂本家という武士の一族がここで生活をしていました。役人の住居らしく主屋や裏座敷、土蔵などが敷地内に建っています。同時に家を囲む塀や門、また家の玄関からは武家らしい格式の高さも伺えます。この地区で唯一残っている役人の生活の様子がうかがえる建物でもあり、国の指定史跡にもなっています。
渡辺家住宅での遊び方
渡辺家住宅のある銀山地区はかつての銀発掘の中心地でした。今では間歩と呼ばれる坑道や寺社、また採掘に関連する遺跡が点在するのみですが、当時はここに約20万人の人が住んでいたと言われています。その炭鉱夫たちを取り仕切っていたのが、石見銀山の奉行であり、それを支えた役人たちです。そんな役人の邸宅であるこの渡辺家住宅はもちろん、近くには石見銀山隆盛の立役者大久保長安の墓などがあります。少し歩くと羅漢寺や清水寺などの名刹があり、住居やお寺好きにも楽しめるエリアとなっています。また近くには古民家を改築したカフェや蕎麦屋もあり、当時の人々の生活に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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